まずは資産運用の方法を学ぶ前に、資産運用についての心構えについて学びましょう。

 

お金はゴールではなく、ただのツール

お金は、人生のゴールではなく、夢や目標を実現するためのツールでしかありません。しかし、お金さえあれば幸せな人生を過ごすことが出来るわけではありませんが、一方でお金があった方がより、幸せな人生を過ごすことが出来る可能性もあります。また、お金がないと実現できないことがあることは事実ですし、お金があることで回避できるトラブルも数多く存在しています。同様に、「運用」もツールであるお金を増やすための手段でしかありません。「運用」すること自体を目的にしてしまうのではなく、お金を増やすための手段であることをしっかりと認識し、客観的な目線で冷静に判断できるようにしましょう。そして、お金に人生を左右されるのではなく、ツールであるお金を上手に使いこなして人生をより豊かにしていきましょう。

 

何のために必要なのか

多くの投資家は、お金をただ増やすことだけを目的として運用しています。しかし、目的が明確でない運用は時に論理的でない行動をとってしまいかねません。例えば、長期目的で購入していた資産を、一時的な下落に動揺してしまい売却をしてしまうような事例。すなわち長期目的で保有するはずが、短期の変動で狼狽して売ってしまう、結果を見ると底値で売ってしまうことになっていたということが多々あります。これはまさに、運用の目的が自分自身の中で定まっていないことによるものです。

運用の目的、すなわち人生の目的や夢を、例えば家を買いたい、起業したい、老後の資産を形成したいなどの目的を設定して、自分は何のためにお金が必要なのか、しっかりと定めて数値化しましょう。

ただし、この目標を設定するときにはお金ではなく、モノやコトで設定することが大切です。例えば「1億円貯める」といったお金についての目標を立てている場合、過剰な節約や高リスクの運用を行っている場合があります。しかし本当に1億円が必要なのかしっかりと考えてみると、実は半分の5000万円、もしかしたら1000万円で十分かもしれません。本当に必要なお金がわかれば、過剰な節約や高リスクは不要な可能性があります。お金に振り回されないために、目的をしっかりと設定しましょう。

 

いつまでに必要なのか

目標が定まったら、次にいつまでに必要なのか時期を明確にしましょう。その目標までの期間によって目標とする利回りや投資すべき資産などが異なってきます。例えば1年後に留学する為ために100万円を用意する、5年後にマイホームを購入するために500万円を用意する、老後の資金のために20年後に2000万円用意するなどと、目的によっていつまでに必要なのかの期間が異なります。そして、その為に今取っておかなければいけない金額や、月々必要な金額も異なってきます。また、運用目標とする金利も異なるため、商品やリスクも異なってきます。いつまでにその目標を実現するのか、そのためにはどの程度の金利で運用しなければならないのかを明確にしましょう。

ゴールは常に変化する

ここまで述べたように、資産運用を行うためには、目的と期間を明確する事が重要です。しかし、この目的は絶対的なものではないことには注意しなければなりません。家族構成などのライフスタイルや社会情勢などが変化した場合、目標が変化することは少なくありません。むしろ価値観によって夢や人生の目標が変化することは正常です。常に、自らのゴール設定に変更が無いかを考え、目的と期間について修正を行いながら自分にとって理想的な資産運用を行えるようにしましょう。